続・続・初体験
さてさて、夜十時半をまわったくらいになりまして、母は疲れがピークに達したので、にゃー君よりも先にウトウト眠りに入ってしまいました。 夜もふけてきた頃、異様な蒸し暑さで目が覚めて横を見ると、にゃー君が涙目で、
『ママ~もう帰りたい・・・。パパのとこにかえろ・・・。』
って 無理やん。
しばらくぐずってから、再び眠りに着いたのも束の間、母は横に寝ていたいとこのお兄ちゃんからの寝相攻撃でひたすら逃げ回っておりました・・・。
『オレ、寝言言うし、蹴っちゃうよ♪』 って冗談かと思いきや、本気やったのね・・・。さすがに小学生ともなると体デカイし、力あるし、母はビビッてしまいました。
長い夜が明けて朝になり、みんなでお土産を買いに行ったり、ご飯を食べに行ったり、最終的にはいとこのお兄ちゃんとにゃー君にじいじがオモチャを買ってくれました。 夕べよく眠れなかったにゃー君はお兄ちゃんとまた離れるという寂しさもあり、疲れているのもありで、最後には大泣きしてしまいました。でも、その大泣きの原因って『出かける前にトイレ行っといな。』って言葉なんやけど・・・今更思うけどなんでトイレに行く事が泣くほど嫌やったんやろうか???
帰り道はばあばも加わって、何かしら皆さんイライラしたような雰囲気が続いた後、三重県に入る頃には和やかな車内でした。 帰り道、にゃー君は何度も、『じゃあ、またお兄ちゃんところに帰ろうか?』 『またまちゅやまにいくわ。』 と、久々の再会を名残惜しそうにしていました。
家に帰ると、パパが待ちわびていたようににゃー君を抱っこして、旅の感想を聞いていました。
往復で十六時間、車での旅に耐えたにゃー君。頑張ったね。 というよりか、じいじ、ばあば、るびちゃん(にゃー君が母の姉をそう呼んでいるので)、お兄ちゃん、お疲れ様でした。
当分、長旅はしたないわ・・・。