九月の出来事  その① | 子育ても、みんなで話せば恐くない!!

九月の出来事  その①

五年前の9月の5日の夜も更けた頃、にゃー君はこの世に生を受けてきました。



出産、それはもう懐かしい思い出です。どんなに痛かったかはリアルには思い出せなくなってきてます。

五年前の記憶を少したどってみようと思います。


本来の妊娠予定日は8月の終わりだったけど、お腹のにゃー君はなかなか母のところには来ず、母は半ばやけになっていました。なので平気で焼肉屋に行って周囲の人たちを驚かせていました。



9月2日の午前中にいわゆる『おしるし』というものがやって来ました。母は出産準備をすると共に『もう子供が出来ると外食出出来ないよ~』と言っていた友人の言葉を思い出し、昼食は吉野家の牛丼のテイクアウト、夕食はモスバーガーのテイクアウトを食しておりました。で、夕食時にパパを怒らせてしまって『もう子供が生まれるのに~(泣)』とヨヨヨ・・・と泣いて夜、就寝していました。



夜12時を回ってしばらくすると、陣痛が始まりました。それは最初は『?、生理始まる?』っていうような痛みでした。それが次第に痛みはひどくなり、『トイレ(大)に行きたくても行けない、もうすぐもれる・・・』っていう感じの痛みが続きました。不思議なことに母の陣痛が始まると、パパの緊張が高まってしまい、トイレに走っていっておりました。もだえながら明け方4時に病院に到着しました。



陣痛室に到着すると、そこには先客がおりました。その先客さんはどうやら高齢出産で初産だったらしく、付き添いのご両親がかなりのご高齢で、足元もおぼつかないながらも先客さんの腰をさすったり、飲み物を買いに行ったりして懸命に尽くしてました。でも、先客さんは陣痛で理性も残りわずかだったようで、側から見ると怖かった・・・。先客さんはやがて分娩室に行ってしまい、母一人となっておりました。パパは有給休暇をとっていながらも仕事を持ってきて、右手は母の腰を、左手はパソコンを触っておりました。子宮口はまだ3センチ。夜になると母の体力も落ちてきて、陣痛も少しゆるくなりました。



翌朝、陣痛が収まってきたので、確か促進剤を点滴するようになりました。痛みは再びやって来たけど、母は昨夜はほぼ一睡もしていなかったので正直、白目をむきながら陣痛の痛みを耐えていました。


そんな時に発見した、陣痛を和らげる快適グッズ! 木馬のような、ロッキングチェアーのようなもの。それに揺れながら座っていると、  楽!!!!! 日曜の昼下がりのまったりとした時間に、競馬中継を観ながらその木馬に揺られていました。パパからするとそんな母の行動は究極の笑いのツボに入った様子で薄ら笑いを浮かべながら腰をさすっていた顔は今でも鮮明に覚えてます。



これから始まるドタバタ出産劇はまた、次回・・・。